12月に入ると、もう目の前にティシを離れる5日がある。やり残しとまとめに入らねばならせない。まずは、技術的な総まとめ。男性陣・女性陣あわせて、確認しあう。
講師は、急遽ヒッセン氏になってもらって、コントローラーって何? 直列・並列接続って何? 最後に、バックアップシステムとDC12Vの冷蔵庫。冷蔵庫は、みんな興味津々。
次は、例のダイオード入の端子ボックスの扱いについて。これも説明はなかなか工夫がいる。ダイオードって何? から,解きほぐすのだから。彼女たちの傾向として、原理を話すよりも、ここはこうして、と話す方がずっとのりが良い。でも、理解してもらわないとなあ、と思いつつも、つい安易な説明に走ってしまいがちになる。講習会の時間よりも、修理する時の方が、彼女たち、とても生き生きすると言うのが、本当のところ。
12/3
この日は最大の山場となった。朝、在庫チェックのために、オフィスの倉庫の棚から品物を降ろしていると、マルティンが飛んで来た。女性組合の所有では無いと言う。事前の打ち合わせはしておいたのだが、いざ動き出してみると、ことに大きさに驚いたようだ。こちらも、在庫の過不足をきちんと把握する練習を女性組合のメンバーにしてもらうこてが目的で、所有権の移動を目的としたものではなかったので、面食らったことも事実。よく考えてみると、確かに微妙な部分に、ずかずかと入り込んでしまったのは、思慮不足。とはいえ、こちらの目的をきちんと伝えねばならない。
結局、事は私の思いを越えて、手作り太陽電池関連の部材は、女性組合に、その応用資機材は、IOMというおおざっぱな線引きで、所有権の問題は、決着。めでたしめでたし。
リストに名前と数を書き上げて行く。大事な資料になる。
オフィスから、女性組合の倉庫へ、品物を運ぶ時の彼女たちの嬉しそうな様子。頭に箱を乗せて、実にうまく運ぶ。子供の頃からのバランス感覚。うまいうまい。
この日は、もう一つ通訳の上橋君が、冷蔵庫を使ってのシャーベット講習会を、余興でやりました。かなり固まったけれど、完全なシャーベットには、なりませんでした。