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手作り太陽電池・被災地で活躍
 ソーラーネット・レクスタ支援活動報告 

 

 4/14/5の間,岩手県と宮城県で、小型太陽光発電による電源設置の支援活動を行いました。太陽電池は、これまでソーラーネットの活動として行われた講習会で、全国各地で手づくりしてもらった40Wクラスのものです。また山形県の障害者自立センターの皆さんが作ったものも含まれています。

 バッテリーは、()山形県自動車販売店リサイクルセンター様と()ニスコ様より、架台に使ったアルミのチャンネルは()サンエー技研様より、コントローラーは()吉富電気様から、ご提供頂きました。()ソーラーワールドさんと、ソーラーのらやさんからは,実に様々な面で協力を頂きました。岩手県東和町の酒匂さんには、宿泊などご迷惑をおかけしました。大工のキク丸君,ありがとう。資金面では、多くの方からのカンパと、不足分はソーラーネット及び()エルガよりとなりました。有難うございました。

 用意した10セット中8セットを6ヶ所の避難所などに設置し、4/7には気仙沼の本吉町仙翁寺へ1セット寄贈しました。

 以下は、活動の報告です。

 

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バッテリーを山形県自動車販売店リサイクルセンターより拝領。今後も、継続して供給して頂けます。

  image002.pngしい働き場所は被災地。

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岩手県住田町は、仮設住宅用(10軒分)バッテリーを持った大型タイプ(1セット)、街灯(10台程度)を希望されました。仮設住宅は、FSC工法で、地元の材を使ったプレカットを使用したものです。壁も板ですね。僕の家よりも、良いかもしれない。仮設住宅のモデルハウスになりますね。これに太陽電池がついたら、少し未来への光が見えます。町独自の支援住宅のため、町長の決断で事が運ぶので、話が早いのも良い点です。

  image004.png 僕の家よりりっぱだなぁ!!

 

 陸前高田では、「未来のまちづくり」をテーマに活動をしている河野氏らと面談し、システムの必要リスト作成を依頼しました。48日付の朝日新聞などに紹介された「八木沢商店」の社長さんです。

 防災対策本部では担当官が忙しく、単に避難所の地図をもらう程度しか、話が出来ませんでした。その地図を元に伺った避難所の一つ、広田小学校にて担当官から事情を伺う事が出来ました。ここは、今日(4/3)電気が届いたとの事でした。しかし、ここからさらに入った六ヶ浦地域では、道路が寸断されてしまい、電気の復旧は2から3ケ月かかりそうだとのこと。

 その地区で、最初に訪れた公民館では、悪質販売者と間違われて、断られてしまいました。彼らの不安や不信は当然ですが、あらかじめ解いておかないと、時間ばかりかかってしまう事となるので、対応策を決めておく必要があります。44日に訪れた南三陸町でも、同様のケースがありました。

 六ケ浦会館では、25人の避難者がおり、2セット設置。明かりと、携帯電話の充電に利用されます。携帯電話に関しては、ソフトバンクが、バッテリーを配達していました。それとは別に太陽電池もセットしました。

 明かりが灯った時、歓声が上がると、やったーーーと思いますね。

   image006.png

   六ケ浦会館


  image008.png

    これが噂の手づくり太陽電池。

 

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本日の活動は、2班に分かれました。

 気仙沼市では、電源が失われたときの全く役所が機能しなくなる事の生々しい話を伺いました。「たとえ復電しても、太陽光発電は今後、積極的に確保するとのこと」。今後の支援については、「独立型のシステムは、公民館や支所等に配るので、すぐにも欲しい」。仮設に太陽光発電を支援することに関しては、「欲しいが、災害対策基本法との調整が必要になりそうだ」との事。その話を受けて、唐桑支所2セット設置をしました。支援物資を保管するテントの明かりとなります。この部隊は,身障者サポートセンターを訪れて、支援物資を手渡しました。


   image010.png支援物資テント内作業。

もう一つの班は、南三陸町に向いました。初めはやはり、つけるつけないで,一悶着ありました。そのため、この日は避難所になっている大雄寺1ヶ所の設置でした。この班のメンバーには、福島原発の近隣に住み,311日から逃げているソーラーのらやさんのご一行3名も含まれています。非常に強力な仲間です。(核エネルギーを浴びたせいかなあ)、埼玉から駆けつけてくれた大工さんのおかげで,立派な架台も出来ました。

   image011.jpg大雄寺に灯った明かり。

 

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 南三陸町班は、前日に引き続き、3ヶ所に設置しました。民間の家ですが、近隣の被災された方々が避難されています。

 

  image014.png image018.pngimage016.png

 

 岩手の班は、釜石の保育園を訪問しました。2ヶ所の施設とも津波でやられました。幸いにも、全員が無事避難出来たそうです。お昼寝時間だったそうで、パジャマ姿の子供達を抱えながら。保母さんや職員の皆様、ありがとうございます。廃校だった幼稚園を借りて、41日にどうにか開所にこぎつけたそうです。しかし園児の数も減り、新しい施設の修繕などもあり、運営は決して楽ではないと思われます。でも、こうした保育所の存在は、人々が日々の暮らしに戻って行く事の大きな支えとなるわけです。ここには、大きな太陽電池システム(バッテリーあり)を支援したいと思っています。取付などは、父兄の方々とともにやりたいですね。

 

 釜石の市役所も被災して、仮暮らしをしていました。建設課の方と話が出来ました。アパートの3階とか、民家の2階とかにかろうじて暮らしている方も大勢いるそうです。その方々は、電線が通っても、電気を引き込む事が出来ません。小型の独立システムや、水を汲み上げるポンプ、街灯などが欲しいという話でした。

 その後南下し、石巻に着いたのは、6時過ぎです。駅前の市役所近辺に電気は来ていました。しかし、この時間、水難のあとも生々しい薄暗い町を歩く人影もまばらで、SF映画のシーンを思わせました。市役所の一階も水に浸ったせいか、饐えたにおいが漂います。ひびの入った壁には、危険注意の張り紙があります。こうした中で、仕事を続けておられる職員の方々に、頭が下がります。ここでも、太陽光発電のニーズの集約をお願いしました。

 

 

東北電力の電力の供給能力について、及び、まとめ

 

 現地での電力の復電の事情は、地域によって全く異なっていました。仙台は言うに及ばず、釜石、気仙沼、石巻など、都市部は、すでに復旧していて、その周辺地域では,急ピッチで、建柱と通線の作業が進んでいました。この12週間のうちに、かなりの地域で電気は回復するという印象を持ちました。他方、電気の来ていない地区では、ジェネレーターなどがあるところもありますが、燃料の問題や騒音などで、あまり人気はないようです。道路が寸断されて、通電の回復の見込みの全くたたない地域もまだかなりあり、この地域には、緊急支援としての太陽光発電システムは、重要になると思っています。

 数値的には調べていませんのでいい加減な推定値ですが、少なくとも、10%の地域は,23か月の間、未電化状態は続くとおもわれます。

  image020.png陸前高田の様子


 現地に入るまで、電力会社の電気が来るまでの活動と、内心あせってもいました。しかし、被災した方々と話し、現地を見るにつけ、息の長いしっかりした事業が必要になると思いはじめました。その点に少し触れておきます。

 

A. 私が訪れたいずれの自治体でも、太陽光発電への関心は強く、みなさん、すぐにでも欲しいとおっしゃられていました。たとえ、復電したとしても、システムはバックアップとしてそのまま利用するというものでした。電源が一つしかないことの限界を、担当者の方々は、強く認識していました。

B. 避難所以外のニーズが意外と多かったです。特に、アパートなどで津波でやられた23階より上に暮らしている方々がかなりいます。半壊の家で暮らしている方々も多数います。電柱が敷設されたとしても、電力を引き込めない家々が多数あります。こうしたところへの、小さな電源のニーズは、とても大きいです。

C. 仮設住宅では、多くの自治体の方が、太陽光発電が取付けられる事を望みつつも、災害対策基本法との調整が必要であるという意見でした。これに対して、町独自で仮設を設置した住田町ではその縛りがなく、支援して欲しいという強い要望を受けました。ここは、ニーズを縛る法律の壁があると思いました。

D. 私達は,自治体からのルートだけではなく、NPOや市民団体のルートからの調査も平行して行いました。こちらでは、少しずつですが、日々の暮らしへの軟着陸の模索が始まっています。この過程でどうしても必要な施設、例えば保育園、障害者センター、診療所などの公的・福祉施設などが、高台などへ施設を移転して、仮の建物で仕事を始めています。こうした施設では、当然、経営に関して、大きな不安を持ちつつの運営となっています。収容人員の減少、仮暮らしに伴う様々な改築費用......こうした復興に取って欠かせない施設への支援は、とても大きな意味を持っています。

 

まとめるならば、太陽光発電への期待と希望は、とても大きかったです。東北電力のご努力で、ベースとしての電力供給は着々と進んで行くでしょう。そのベースをふまえての次の社会に向けた電源支援が、今始まったばかりだと考えています。

今回の事業は、ソーラーネットと()エルガを中心として、行った小さな支援プロジェクトでした。それでものべ40人程度の人が関わり、多くの方々からの支えで、何とか遂行する事が出来ました。ほっとしています。有難うございました。と同時に、これは、つぎの大きな支援事業「つながり・ぬくもりプロジェクト」のスタートでもあります。よりいっそうのご支援をお願いします。


◆寄付宛先口座:

「つながりぬくもりプロジェクト」

三菱東京UFJ銀行

支店:中野駅前支店(店番:552)

普通預金口座 口座番号:0114940

  出来れば,太陽光発電によるエネルギー支援とご指定下さい。

 

 

 これとは別に,ソーラーネットとしての震災支援口座も引き続き,開いていますので、よろしくお願い致します。

郵便振替 00110-7-37877  

名称: 里親キャンペーン

  

◆ 今回の太陽光発電システムの基本概要(場所によって変化します)

 手作り太陽電池(40W相当品)×3

 コントローラーC12×1

 サイン波インバーター(出力250W)×1

 バッテリー30Ah50Ah×3

 電球型蛍光灯60Wタイプ×3

 3つ口コンセント、コード付ほか

 

 

◆ソーラーネット里親キャンペーン会計報告 (2011.3.122011.4.8)

支出 

   資材費: 404,026

   人件費:200,000

   交通費:58,028

   その他: 20,362

合計    : 686,743

 

収入

   カンパ(19): 235,000

   内部調達: 451,743

合計     :686,743

 

 

 主催団体ソーーネット

      ()エルガ

 協力団体自然エネルギー事業協同組合レクスタ



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